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「20世紀の巨匠たち」を見る

「20世紀の巨匠たち」を見る_d0001004_9421672.jpg 昨日(04月05日)「大丸ミュージアム」で展覧会「20世紀の巨匠たち」を見た。
 20世紀の有名写真家14名を集めています。「写真の持つ機能である芸術性と記録性という2つの側面から全体構成を考え」たとのことです。
 展示されているのはルイス・ハイン Lewis W. Hine(1874~1940)、エドワード・ウエストン Edward Weston(1886~1958)、マン・レイ Man Ray(1890~1976)、アンドレ・ケルテス Andre Kertesz(1894~1985)、ウイン・バロック Wynn Ballock(1902~1975)、アンセル・アダムス Ansel Adams(1902~1984)、ロバート・キャパ Robert Capa(1913~1954)、アービング・ペン Irving Penn(1917~)、ユージン・スミス Eugene Smith(1918~1978)、ヘルムート・ニュートン Helmut Newton(1920~2004)、エルンスト・ハース Ernst Haas(1921~1986)、アンディ・ウォーホル Andy Warhol(1928~1987)、ウイリアム・クライン William Klein(1928~)、ロバート・メイプルソープ Robert Mappelethorpe(1946~1989)。

「20世紀の巨匠たち」を見る_d0001004_9425043.jpg 豪華なラインナップですね。そしてそんなに写真史に詳しくないわたしでも目にしたことのある作品が目白押しでした。
 途中まで見に行ったところで、たまたまギャラリートークをやっているのに出くわしました。
 大阪芸術大学教授の犬伏雅一氏とのことです。熱のこもった解説でした。それぞれの写真家の写真史上の位置づけなど解りやすく伝えてもらいました。
 最後に20世紀の有名な出来事の報道写真も展示してありました。
 最後にもう一度全体を一回りして見ました。
 かなり充実した展示で、一つの写真史たり得てましたね。

 チョット残念だったのが、展示リストがないばかりでなく(ここは毎度のことですが)、図録すらないことです。これではせっかくこういった力のこもった展示をしても、なんの記録も残らないですよね。
 展覧会がいくらデパートの客寄せとはいっても、文化活動としての意識を持って欲しいですね。せっかくこういった素晴らしい展示をしているんですから・・・。

by daisenhougen | 2008-04-06 07:41 | 鑑賞記-展覧会
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