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「図録 四大浮世絵師展」を読む

d0001004_744401.jpg 「図録 四大浮世絵師展」を読んだ。
 収録されている論文は小林忠「浮世絵の華」、浅野秀剛「歌麿の吉原風俗画」、中右瑛「四大浮世絵師展に寄せて」の3編です。
 この中ではなんといっても中右瑛さんの論文が力入ってました。
 なんせ今回の展覧会自体が中右さんの膨大な浮世絵のコレクションの展示だったわけですしね(展覧会の感想はこちら)。
 この論文中でも「あくまで一個人のコレクションからの選択でありますので、これで充分とは申せませんが、私なりの独断と偏見趣味でもって編成しました」と書いてありました。
 それにしても凄いコレクションですね。中でも写楽のコレクションは有数とのことです(なんせ20点も揃えてるんですからね)。
 この論文中でも、写楽は鳥居清長の息子である清政という説を提示していました。私としては中野三敏さんの斎藤十郎兵衛説に納得してますので(こちら参照)、このあたりはコレクターのご愛嬌としておきましょう。
 図版には簡単な解説、巻末には「絵師プロフィール」、「四大浮世絵師略年譜」、「浮世絵史概要年表」が付いてましたが、こちらも中右さんががんばっているようです。

 製作・発行:神戸新聞社、222頁。

by daisenhougen | 2008-05-16 06:43 | 読書-展覧会図録
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