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五嶋みどり/エッシェンバッハ指揮フィラデルフィア管弦楽団来日公演を聴く

d0001004_1403828.jpg 昨日(05月24日)「サントリーホール」で「五嶋みどり/エッシェンバッハ指揮フィラデルフィア管弦楽団」の来日演奏会を聴いた。
 五嶋みどりさんは2005年11月にバイエルン放送交響楽団との競演でプロコフィエフ/バイオリン協奏曲第1番を聴いて以来です(その時の感想はこちら)。
 フィラデルフィア管は是非一度聴いておきたかったオーケストラですが、ようやく念願かないました。
 エッシェンバッハはピアニストとしても有名なマエストロですが、その演奏も初めてです。
 さて一曲目はチャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調。
 冒頭から最後まで、どこをとっても非の打ち所のない演奏でした。
 素晴らしい演奏の一言ですね。
 全編緊張感に満ち、一音一音が陰影を帯びた演奏は絶品でした。
 これ以上ないほどの豊穣な時間を体験させてもらいました。
 もしかすると五嶋みどりさんは、現在聴けるバイオリストの中で最良の一人なのかもしれません(そして彼女の中でも最も脂ののりきった時期かもしれませんね)。
 先日聴いた大ファンのヒラリー・ハーンさんの演奏が霞んでしまいました。格が全く違う気がしますね。
 オーケストラも心得ているようで、極めて控えめに伴奏に徹していた気がします。これはこれで一つの見識のような気がします。
 至福の演奏が終わると、大きな拍手が鳴りやみませんでした。会場中が感動を共有していたようですね。
 何度も何度もステージに呼び戻されていました。

 休憩を挟んでの曲目はショスタコーヴィチ/交響曲第5番二短調 op.47。
 こちらは、指揮者、オーケストラともに自分たちの出番と、先ほどとは一転して力のこもった演奏でした。
 まさしくオーケストラのあらゆる要素を使い切るような曲なので、各パート頑張って演奏しているようでした。
 ただ、あんまり頑張りすぎて、所々で一部パートが目立ちすぎるところがあった気もします。
 でも、まぁ華麗なオーケストラの音の洪水を堪能できました。

 アンコールにはワーグナー/歌劇「ローエングリン」より第3幕前奏曲が演奏されました。
 こちらは名演というか耳に残る演奏でした。ひょっとするとショスタコーヴィチより良かったかもしれませんね。

 大枚払って聴きに行った甲斐のある演奏会でした。

by daisenhougen | 2008-05-25 07:59 | 鑑賞記-コンサート
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