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CD「ショパン:ピアノ協奏曲1、2番/ダン・タイ・ソン/ブリュッヘン&18世紀オーケストラ」を買う

CD「ショパン:ピアノ協奏曲1、2番/ダン・タイ・ソン/ブリュッヘン&18世紀オーケストラ」を買う_d0001004_85269.jpg CD「ショパン:ピアノ協奏曲1、2番/ダン・タイ・ソン/ブリュッヘン&18世紀オーケストラ」(NIFC)を買った。
 同時に注文したNIFCレーベルのショパンの片方がようやく届きました(既に入手したもう一枚の感想はこちら)。
 このCDはベトナム人ピアニストのダン・タイ・ソンです。ショパン・コンクールでアジア人として初の優勝したかたですね。
 そして指揮とオーケストラがブリュッヘンと18世紀オーケストラですから素晴らしい組み合わせが実現したことになります。
 ブリュッヘンと18世紀オーケストラは以前熱心にCD買い集めたことがあります。実演では2005年にブリュッヘンと新日本フィルの共演を聴いたことが思い出されます(だいぶ年取ったなぁといった記憶があります)。
 早速聴いてみました。
 ショパンの協奏曲はそんなに完成度の高い作品とは思えませんし、その割には何度も何度も聴かされてきた曲です。言ってみれば耳タコな曲です。
 でも、この演奏は最初から引きこまれました。堂々たるオーケストレーション、そしてなんてみずみずしい響きなんでしょう。驚きました。
 古楽とは対極にあるような曲なのに、ぴったりフィットしています。曲が進行するに従い、熱演のボルテージがグングン上がっていきます。
 ダン・タイ・ソンのピアノも負けず劣らず素晴らしかったです。ブリュッヘンと真っ向からがっぷり四つの演奏です。
 繊細なタッチと耳が洗われるよう響きが印象的でした。
 この演奏でショパンのコンチェルトも悪くないなぁなんて思ってしまうほどの名演でした。
 この組み合わせで来日公演なんて実現して欲しいですね。

ショパン:
・ピアノ協奏曲第1番ホ短調 op.11
 録音時期:2005年9月8日(ライヴ)
 録音場所:ワルシャワ、国立フィルハーモニー・コンサート・ホール

・ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 op.21
 録音時期:2006年8月31日(ライヴ)
 録音場所:テアトル・ヴィエルキ(ポーランド国立歌劇場)

 ダン・タイ・ソン(フォルテピアノ、エラール1849年製)
 18世紀オーケストラ
 フランス・ブリュッヘン(指揮)

by daisenhougen | 2008-06-05 07:30 | CD・DVD・ビデオ
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