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「図録 円空展」を読む

d0001004_12535446.jpg 「図録 円空展(入定三一〇年 圓空展 庶民の信仰・慈愛の微笑み)」(神戸新聞社)を読んだ。
 梅原猛「円空仏の精神」、長谷川公茂「円空の生涯」、小島梯次「作品解説-円空の神仏像」、「円空年表」等によって円空についての基礎知識を仕入れることができました。小生にとって円空について初めての知識ばかりです。
 円空は1632年に美濃国(岐阜県)に生まれ、十二万体のいわゆる木彫りの「円空仏」を造顕し、1695年に断食して、穴を掘ってのの中に入り入定したといった常識的な事もはじめて知りました。それにしても昔の宗教家ってすごいんですね。
 「図版」は先日見た展覧会と同じく地域別に掲載されています。小生のような初心者には年代順の方がわかりやすい気がしますが、それは仕方ありませんね。
 掲載されている図版を一体ごとに眺めていると、心が洗われる思いになりました。信心のない小生みたいな罰当たりでも、何となく手をあわせたくなってしまいます。
 多様な顔が彫られているのですが、たとえ厳しい顔つきの像でも、見ているといつのまにかホッとさせてくれます。そしてどの像も円空そのものといった気持ちにさせられてしまいます。
 なぜ引きつけられるのかも含めて、円空についてはもっと知りたい気持ちになりました。そのうち何かまとまった本でも読んでみようと思います。

by daisenhougen | 2005-06-04 13:05 | 読書-展覧会図録
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