人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「週刊アーティスト・ジャパン34曾我蕭白」を読む

「週刊アーティスト・ジャパン34曾我蕭白」を読む _d0001004_1057927.jpg 「週刊アーティスト・ジャパン34曾我蕭白」を読んだ。
 「対決-巨匠たちの日本美術」展の予習四日目は蕭白さんです。
 蕭白を精神の優位性を主張する「狂」という観点からとらえる視点は大変面白かったです。短いながらも一気に蕭白作品が解った気にさせられました。

 蕭白さんは先日、三重県立美術館所蔵の名品を拝見したばかりですが(その感想はこちら)、  今回展示は「群仙図屏風」、「寒山拾得図屏風」、「鷹図」、「唐獅子図」の4作品のようです。特に待ちこがれた「群仙図屏風」への対面が楽しみです。

 編集及び執筆は京都国立博物館の狩野博幸さんです。
 目次を写しておきます。画家の生涯(18世紀の無頼画家)、作風と活動(「狂」こそ命)、ギャラリー(柳下鬼女図屏風/群仙図屏風/桃蝦蟆図/鷹図押絵貼屏風/後醍醐帝笠置御潜逃図/美人図/商山四晧図屏風)、名画の背景(安永・天明期の京都)、生涯のこの一年(1767年)、鑑賞のポイント(美の向こう側)
 デアゴスティーニ、2007年09月18日改訂版、590円、A4変形、32頁。

by daisenhougen | 2008-07-12 06:56 | 読書-詩歌小説評論他
<< 「大正の鬼才 河野通勢展」を見る 「週刊アーティスト・ジャパン2... >>