映画「イントゥ・ザ・ワイルド」を見る

d0001004_1314578.jpg 昨日(10月23日)「シネセゾン渋谷」で映画「インツー・ザ・ワイルド」を見た。
 ショーン・ペンといえば俳優さんだと思ってました。
 2005年に公開された「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」の演技が素晴らしかったのが思い出されます(その時の感想はこちら)。
 ジョン・クラカワーのベストセラー・ノンフィクション「荒野へ」に惚れ込んだショーン・ペンが、10年近い歳月を費やして映画化を果たしたとの事です。
 評判が高く、結構な期間上映されていましたので、なんとか見ることができました。
 さて作品は、主人公クリスがアメリカ中を放浪の旅を続ける部分となぜ放浪の旅に出たかを描く生い立ちから旅立ちまでの紹介部分、そしてアラスカの荒野で自然の罠にはまって死んで行く部分の3つが平行して進行して行きます。
 抑制されたタッチで、現代アメリカの病理と自然の美しさが交差しながら進行して行く作りとなっています。
 ただ、中年のオッサンとなったわたしには心の柔軟さが欠けてしまったのでしょうか。クリスの「荒野へ」という切迫している衝動が理解できなくなっているかもしれません。
 22歳の青年がなぜアラスカの山の中でひとりで死んでいったのかについては納得できたわけではありません。
 でも、妙に心に浸みる作品であったのは確かです。遙か遠くなった青春への愛惜でしょうか。

 2007年、アメリカ。原題:INTO THE WILD
 監督・脚本:ショーン・ペン、原作:ジョン・クラカワー、出演:エミール・ハーシュ、ハル・ホルブルック、キャサリン・キーナー、ウィリアム・ハート、ヴィンス・ヴォーン。

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by daisenhougen | 2008-10-24 07:40 | 鑑賞記-映画
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