映画「BOY A」を見る

d0001004_15554928.jpg 昨日(11月23日)「シネアミューズ」で映画「BOY A」を見た。
 ビックリしました。こういった重い内容の映画ですから、敬遠されて閑散としてるかと思いきや、ビッチリ満席でした。
 新聞なんかで少年犯罪者を少年Aなんて書いてありますが、英語でもBOY Aなんて表現なんですね(まぁ日本で単に直訳して使ってるだけなんでしょうね)。
 それにしても見た後にずっしりとしたものが残る、内容がぎっしり詰まった作品です。
 一旦、犯罪を犯せば、いかなる事情があっても、更正はゆるされないのかという問題提起を突きつけられる作品です。
 全ての犯罪に対して厳罰化が声高に叫ばれている、まさに「今」に大きな問いかけを提起してくれています。
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 それを青年の行動と内面両面から丁寧に丁寧に描き込んでいます。
 アンドリュー・ガーフィールドが生き生きと青年を演じ、恋愛までするのに、希望が実現するかと思われた時に、全てが一変してしまうストーリーは衝撃的です。
 青年の哀れさが一層際立ち、見ていても胸が塞がれる思いです。
 しかもその原因をもう一つの家族問題に絡めて、一層作品に陰影を加えています。
 こういったきわどいテーマをキッチリ描ききった監督に拍手です。
 素晴らしい作品でした。

 2007年、イギリス、107分、原題:BOY A
 監督:ジョン・クローリー、原作:ジョナサン・トリゲル、出演:アンドリュー・ガーフィールド、ピーター・ミュラン、ケイティ・リオンズ、ショーン・エヴァンス、シヴォーン・フィネラン他。

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by daisenhougen | 2008-11-24 08:55 | 鑑賞記-映画
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