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2006年 04月 16日 ( 4 )

新日フィル第400回定期演奏会/アルミンク/ハグナーを聴く

d0001004_15162442.jpg 昨日(4月15日)「すみだトリフォニーホール」で「新日フィル第400回定期演奏会」を聴いた。
 クリスティアン・アルミンク指揮新日本フィルハーモニー交響楽団、ヴァイオリン:ヴィヴィアン・ハグナー。
 演奏曲目はブラームス/悲劇的序曲op.81、シューマン/ヴァイオリン協奏曲ニ短調、ブラームス/交響曲第4番ホ短調。
 開演前にアルミンクによる短いレクチャーがありました。本日演奏のシューマンの曲についてでした。
 さて本番の演奏ですが、悲劇的序曲は管弦楽曲を聴く楽しみを味わわせて貰いました。管弦楽の響きを堪能しました。口開けには相応しい曲ですね。
 次にシューマンの協奏曲ですが、ほとんど聴いた覚えがない曲でした。どんな曲なのかと興味を持って聴きましたが、なかなか曲に入り込めませんでした。ヴァイオリンのヴィヴィアン・ハグナーも初めて接する演奏家ですが、特別強い印象を受けることもありませんでした。そんな内に、曲全体が終わってしまったような印象でしたね。ちょっとインパクトは弱かったですね。
 そして休憩後のブラームスの4番です。こちらの演奏は素晴らしかったです。文句なしです。アルミンクの指揮は素晴らしいですね。新日フィルも良くついていきましたね。この古色蒼然たる曲が瑞々しい曲になっていました。晩年の作曲家の厚い殻につつまれた曲の中から無垢な純粋な心をそっと取りだしてきてくれたような気がしました。心が洗われますね。
 出だしのメロディーからすぐに作品世界に引き込まれてしまいました。そして、圧巻は第4楽章ですね。演奏が終わってしばらくはボーゼンとしていました。
 この曲は、クラッシック音楽を聴き始めの頃に偏愛した曲なので、けっこう好き嫌いが出てしまうのですが、この演奏はかなり好きな演奏に入りますね。かってに名演に指定しておきます。CDで出してほしいですね。
 こんな名演なのにチョット空席が目立ったのは残念です。

by daisenhougen | 2006-04-16 15:15 | 鑑賞記-コンサート

「最澄と天台の国宝展」を見る

d0001004_1511453.jpg 昨日(4月15日)「東京国立博物館」で「最澄と天台の国宝展」を見た。「書の至宝-日本と中国」に続き東京国立博物館の充実した展示が続いていますね。
 806年に最澄が比叡山に天台宗を開宗して1200年ということで、それを記念して、天台宗関連の宝物総数166件の展示です。その内、国宝31件、重文100件というすざましい展覧会です。
 構成は「天台の祖師たち」、「法華経への祈り」、「天台の密教」、「浄土への憧憬」、「比叡の神と仏」、「京都の天台」といったテーマ別になっていました。展示品は仏像、仏画、書跡と多種多様です。ありとあらゆる宝物といった感じです。
 あまりの密度の濃い展示に圧倒されました。空前の展覧会との宣伝文句もうなずけますね。息を抜くまもなく、これでもかこれでもかとオーラを発する作品が延々と続いています。テンションを高めて、気合いを入れて見ないと、倒れてしまいそうです。
 その中でも特に感動したのは、聖衆来迎寺蔵の「六道絵」です。当然「国宝」ですね。32年ぶりに全十五幅を一堂に展示とのことです。「地獄絵」の傑作と言うだけのことはありますね。
 重い図録買いましたので、読んでから更に感想をアップします。

 常設展示も駆け足で見て回りました。まず国宝展示コーナーは「伝藤原光能像」でした。さすがに肖像画の傑作だけ合ってオーラを発してますね。その他では尾形光琳「風神雷神図屏風」、菱川師宣「見返り美人図」、前田青邨「花売」など名品が目白押しでした。常設展示だけでも充分充実してますね。時間を取って、ゆっくり常設展示だけを見るのもいいですね。

by daisenhougen | 2006-04-16 15:10 | 鑑賞記-展覧会

「花鳥-愛でる心、彩る技<若冲を中心に>第1期」を見る

d0001004_155488.jpg 昨日(4月15日)「三の丸尚蔵館」で「花鳥-愛でる心、彩る技 <若冲を中心に>」を見た。
 初めて「三の丸尚蔵館」を訪れました。皇居東御苑内にあるんですね。御苑内に入るのに、番号札を貰うのも初めての経験です。
 入ってすぐに尚蔵館がありますが、展示スペースが小さいので、そんなに多くの作品は展示できないですね。それと混んでいるのも閉口してしまいました。でも無料なんですから、文句は言えないですね。
 小生、若冲については、ほとんど現物に接した機会がありませんでした。はじめて意識して拝見したのは「森美術館」の「ハピネス展」で「鳥獣草花図屏風」を展示してあるのを見たときです。江戸期にも色遣いの派手なこんなの奇妙な画家がいたんだなといった程度の認識でした。その後はほとんど接する機会のないまま、先日のニューヨーク・バーク・コレクション展で「月下白梅図」に接することができました。多分、この2回が現物に接した全てです(これではとうてい美術ファンとは言えませんね)。
 そして最近、辻惟雄さんの「日本美術の歴史」で高く評価されているのを拝見して、これは意識して見なくてはと思っていた時にジャストタイミングの展覧会でした。
 「動植綵絵」30幅から芍薬群蝶図、老松白鶏図、南天雄鶏図、雪中錦鶏図、牡丹小禽図、芦雁図の6幅が展示してありました。
 素晴らしい作品群ですね。さすがに若冲の最高傑作と言われるだけのことはありますね。鮮やかな色彩世界を堪能させてもらいました。全点一気に展示してほしい気もしますが、一点一点丁寧に鑑賞するには良いかもしれません。皆勤賞を目指しましょう。第2期は4月29日~5月28日なので見逃さないように注意しなくてはなりませんね。
 他にも狩野常信の花鳥図や博物誌なども展示してありましたが、こちらはオマケですね。 図録買いましたので、読んでからもう少し感想をアップします。

by daisenhougen | 2006-04-16 15:04 | 鑑賞記-展覧会

「燕子花図と藤花図」を見る

d0001004_14582836.jpgd0001004_14584075.jpg 昨日(4月15日)「根津美術館」で「燕子花図と藤花図」を見た。
 この展覧会が終われば改築のために3年半の休館とのことですので、スタート初日に行ってきました。特別混んでいるわけでもなく、ほどよい人の入りでした。ゆっくり落ち着いて拝見できました。
 展示自体は8点の屏風のみ展示ですが、どの作品も見応えがありました。
 尾形光琳は「夏草図」と「燕子花図」の2点です。「燕子花図」は昨年11月に修復完了した展覧会で拝見して以来です。名品の貫禄十分です。
 そして円山応挙は「藤花図」です。初めて拝見しましたが、さすがに繊細な筆遣いに感嘆しました。
 その他では「吉野龍田図」の桜と紅葉の対比の妙と華麗さが心に残りました。シアトル美術館の「烏図」が修復完了して、返却される前に特別展示されていました。華やかな背景と黒一色の烏の対比が素晴らしいです。

 その他に常設展示では、小コーナーをもうけて、良寛の書がまとめて展示してありました。良寛さんの流れるような書には惹かれますね。すばらしい名品の数々です。特に「天地」を書いた書が2点展示してあり、比較して鑑賞できたのは良かったです。良寛さんの父親と弟の書も展示してあり、興味をそそりました(血筋はあらそえないですね)。

 休館と言うことなので、初めて庭園の方も拝見させてもらいました。都心に贅沢な空間ですね。秋の紅葉時期は素晴らしいでしょうね(新緑もイイですけどね)。
 そして、3年半後にはどんな美術館に変わるんでしょうね。もう少し多くの展示ができるようになってほしいですね。

by daisenhougen | 2006-04-16 14:55 | 鑑賞記-展覧会