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2006年 08月 30日 ( 1 )

山折哲雄「ブッダは、なぜ子を捨てたか」を読む

 山折哲雄「ブッダは、なぜ子を捨てたか」(集英社新書)を読んだ。
 目次を写しておきます。第1章 ブッダは、なぜ家を出たのか、第2章 ブッダは、なぜ子を捨てたか、第3章 ブッダの思想の真髄とは、どのようなものであったか、第4章 ブッダの教えは、日本へどのように広まったか、第5章 ブッダは今、どこにいるのか。 
 著者の山折哲雄(1931-)さんは有名な宗教学者ですね。ただ、小生は不勉強のため、今回が初めて読む著作です。
 ブッダがどこにも見あたらないから始まる冒頭は非常に惹かれる書き出しですね。そこから悟りを開く以前のブッダはどのような苦悩を抱えていたかなどをいきいきと描いています。
 自分の息子にラーフラ(悪魔)と名前をつけて捨てたなんて話は面白すぎますね(ホントなんでしょうかね・・・)。
 そして仏教思想の精髄と日本的展開についても簡潔にまとめてあります(このあたりは啓蒙書的つくりですね)。
 でも、結局最後まで読んでも、この本の最初の問いかけ「ブッダがどこにもみあたらない」に対する答えはどこにもありません。もちろんこんな大問題には答えられるはずもないんですがね・・・・。でも、最終章はちょっと、とりとめがない文章ですね。
 この本を読んでいると、ブッダや原始仏教に対する興味がわいてきました。少し読んでみたいですね。

by daisenhougen | 2006-08-30 06:37 | 読書-詩歌小説評論他