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2007年 03月 10日 ( 1 )

「図録 異邦人たちのパリ」を読む

d0001004_14273354.jpg 「図録 異邦人たちのパリ」を読んだ。実際の展覧会を拝見してからチョット間が開いてしまいました。
 発行:朝日新聞社、制作・レイアウト:印象社、2007年発行、225*300、292頁。
 収録論文はベルトラン・ドルレアク「フランス人としての心得」、ソフィー・クレップス「パリ!パリ!誰もがそこへ降り立つ」、ジャン=ポール・アムリン「閉鎖的空間から無限の世界へ」、 ホウ・ハンルー「最上のことはこれからだ!」、今橋映子「日本人のパリをいかに語るか」、平井章一「戦後日本の美術とパリ」です。
 栄光のパリ、そして現在の混迷のパリがよく解りますね。
 中心の図版は総数211点が収録されていて、各アーチストの簡単な紹介文が付いています。初めて拝見するアーチストもたくさんいるので、参考になります。
 そのほかに1900年から2005年の結構詳しい年表が付いています。美術状況や政治状況が編年体で書かれてあります。
 その中で、移民状況なども詳しく紹介されています。1901年にはフランスの人口は3845万でその内外国人は105万人であったのが、2004年ではフランスの人口6100万でその内移民は490万にのぼるとのことです(子孫を含めると1000万人とのことです)。凄い比率ですね。移民問題はフランスで最もデリケートな問題なんですね。移民元の移り変わりも興味深かったですね(アフリカ大陸の比率が増えているようですし、中国からも増えているようですね)。
 最後に、参考文献、作品リスト、そして仏語論文収録CD-ROMまで付いていました。

by daisenhougen | 2007-03-10 07:26 | 読書-展覧会図録