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2007年 12月 02日 ( 5 )

新国立劇場/カルメンを聴く

d0001004_8471769.jpg 昨日(12月01日)「新国立劇場」でオペラ「カルメン」を聴いた。
 演奏曲目:G.ビゼー/カルメン 全3幕(フランス語上演) G.Bizet:CARMEN
 演奏はジャック・デラコート指揮、東京フィルハーモニー交響楽団、新国立劇場合唱団、演出:鵜山仁。
 ソロはマリア・ホセ・モンティエル(カルメン)、ゾラン・トドロヴィッチ(ドン・ホセ)、アレキサンダー・ヴィノグラードフ(エスカミーリョ)、大村博美(ミカエラ)。
 たぶん、わたしがオペラの舞台を実際に聴いたのは、この「カルメン」だったと思います。
 ただ、その後けっこういろんなオペラを聴いてきましたが、なぜか「カルメン」はそれ以来巡り会えませんでした。
 今回、久しぶりに聴いてみると、さすがにオペラの定番中の定番だけのことはありますね。
 聞き覚えのある名曲が至るとところに散りばめられており、劇的な展開を含めてすばらしい作品です。
 でも、現在の視点から言うと、ジプシー(ロマ)に対するかなりの偏見に満ちた作品であるのは確かですね。

 演奏としては、4人のソロがそれぞれ存在感のある歌唱を披露してくれていましたし、オーケストラも健闘していたような気がします。

d0001004_848543.jpg 特にカルメンのモンティエルは思いがけずよかったです。代役だったので危惧してましたが、何の何のカルメンははまり役でした。
 ただ、オペラ全体としては何か食い足りない、といった感が残りました。
 これだけの毒のある作品なのに、なにかあっさりしているようです。強烈に引きつけるオーラが不足していました。
 舞台装置も当たり障りがないようですし、なぜ、いま、カルメンを東京で上演するのか、といった視点が決定的に欠如しています。
 ロマ、女性優位といったまさに現代に通じる先鋭的なものを含んでいるんですからね。
 まあ、そこまで望むのは無理なんでしょうね。ビゼーの音楽を愉しんだだけで良しとしましょう。

by daisenhougen | 2007-12-02 08:48 | 鑑賞記-コンサート

「東郷青児 昭和のアトリエ展」を見る

d0001004_7271466.jpg 昨日(12月01日)「損保ジャパン東郷青児美術館」で展覧会「東郷青児 昭和のアトリエ展」を見た。
 東郷青児 (1897ー1978)さんの作品は、この「損保ジャパン東郷青児美術館」を訪れるたびに常設展示で数点の作品を見ることができました。でも、なかなかまとまって拝見する機会がありませんでした
 今回、まとめて拝見できるとのことなので出かけてみました。
 「本展は「昭和のアトリエ」と題し、青児が晩年に当館へ寄贈した作品群を中心に写真や遺品などを交え、青児の制作風景をクローズアップします。アトリエの写真や、制作途中の下絵、蔵書の一部などを通じて、スタイリッシュな女性像の背後にある青児の眼差しや、インスピレーションの源の一端をご紹介します」とのことです。
 でも、チラシもありませんし、展示リストもありません。あんまり力を入れているようには見受けられませんでした。
 そのせいなのか、見ている人も少なく、かなり閑散としていました。せっかく名前を冠している美術館なんですから、もっと力入れて欲しいですね。
 内容的には、けっこう楽しめました。
 まつげの長い、憂いを秘めた女性像といった印象しかなかったのですが、結構多様な試みをしているんですね。
 特にはじめて拝見する若書きの試行錯誤の時代の作品は興味深かったです。
 さらに女体をディフオルメして象徴的な美にまで作り上げる技法はすばらしいです。
 下絵から完成品まで多様な展示も興味深かったです。

 図録はなかったのですが、だいぶ前に作られた「東郷青児作品集」なるのが売ってましたので、読んでから感想続けます。

by daisenhougen | 2007-12-02 07:27 | 鑑賞記-展覧会

「鳥獣戯画がやってきた!」を見る/後期

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d0001004_12311190.jpg 昨日(12月01日)「サントリー美術館」で展覧会「鳥獣戯画がやってきた! 国宝『鳥獣人物戯画絵巻』の全貌」を見た。
 甲巻・乙巻・丙巻・丁巻の四巻の後半部分の展示が始まりましたので行ってみました。
 こちらも、大混雑です。会場の外まで行列ができていました。
 会場内の混雑も前期の時の比ではありません。そこで、最前列の動きに合わせて拝見するのをあきらめて、後ろからのぞき込む形にしました。
 このスタイルで四巻をざーっと見てから、再び、甲巻に戻ってみると、多少行列がとぎれた感じとなっていたので、今度は甲巻からじっくり拝見しました。
 さらに模本や断簡を見た後に、もう一度気になるところを確認しました。
 動物と一体の感情を持ち続けた日本人の心象が最も象徴的に示された作品であることは確かですね。
 なにはともあれ「鳥獣人物戯画絵巻」の全巻展示なんて、滅多にない機会なんですから、しっかり目に焼き付けました。

 美術館を出ると、行列はかなり短くなっていました。訪れたタイミングが悪かったんでしょうかね。

by daisenhougen | 2007-12-02 06:36 | 鑑賞記-展覧会

「フェルメール《牛乳を注ぐ女》とオランダ風俗画展」を見る(再訪)

d0001004_675297.jpg 昨日(12月01日)「国立新美術館」で展覧会「フェルメール《牛乳を注ぐ女》とオランダ風俗画展」を見た。
 開会早々に一度訪れましたが、やっぱりもう一度見ておかなくてはと再訪しました。
 いやぁ凄いです。開館時間に少し遅れて到着したのですが、会場内は人であふれかえってました。広い会場ですが、すべての作品の前にびったり人が張り付いていました。
 前回の時も混んでいるとは思ったのですが、その比ではありません。
 急遽、方針変更。
 前回の時、一通りは見ているので、雑多な作品はすべて飛ばすことにしました。フェルメール「牛乳を注ぐ女」のところまで直行。
 もちろん、こちらも人であふれてましたが、係員が立ち止まらないでくださいを連呼しているので、比較的スムーズに「牛乳を注ぐ女」の作品に到達できました。間近で数十秒拝見(早くたどり着けるんですから、当然、すぐに立ち去らなければならないんですね)。
 その後は後ろに回り込み、秘密兵器「単眼鏡」を使ってじっくり拝見しました。
 予習したばかりの小林頼子さんの本「牛乳を注ぐ女」でのにわか仕込みの知識を反芻しながら拝見しました。
 結構長い時間、作品の前で過ごすことができました。
 もう二度と見ることはできないだろうなぁなんて思いながら、しっかり目に焼きつけることができました。満足。満足。
 後は、前回発見したお気に入りのデル・ヴァーイ「アムステルダムの孤児院の少女」に対面して終わりにしました。

by daisenhougen | 2007-12-02 06:12 | 鑑賞記-展覧会

神宮外苑のイチョウ並木を見る

 神宮外苑のイチョウ並木を見を見てきました。「青山通り」から「聖徳記念絵画館」までの四列の銀杏並木道です。
 あんまり人出のないうちにと、朝、少し早めに訪れました。それでもだいぶ人は来てましたね。

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 今年は紅葉が少し遅れているようです。葉が黄色くなった部分とまだ青みが残った状態のが混じっています。
 まぁ一週間ぐらい早いと言った感じでしょうか。
 銀杏並木はやっぱり、色づいた落ち葉を踏みしめて歩くぐらいでないと感じが出ませんね。
 でも、見事なイチョウ並木であることは確かです。
 黄色く紅葉した写真を載せておきます。

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by daisenhougen | 2007-12-02 04:29 | 街歩き・お出かけ