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2009年 04月 30日 ( 5 )

「特集陳列 平成21年新指定国宝・重要文化財」を見る

d0001004_11411514.jpg 昨日(04月29日)「東京国立博物館」で展覧会「特集陳列 平成21年新指定国宝・重要文化財」を見た。
 ゴールデン・ウィークにあわせてこんな素晴らしい特集展示が企画されたんですね。例年開催されていたんでしょうか。わたくしはじめて知りました。
 わたしが東京を離れている時期ですので、あわてて見てきました。
 「平成21年(2009)に新たに国宝・重要文化財に指定される美術工芸品等から39件(写真パネル展示3件含む)を展示いたします」とのことです。
 まずはお目当ての絵画関係ですが、今回、唯一国宝に指定された与謝蕪村の「夜色楼台図」は残念ながら保存上の問題から展示されてませんでした。でもまぁ「対決展」でじっくり拝見させてもらっているので我慢するしかないですね。

d0001004_11413663.jpg 最大の目玉展示は、重要文化財に指定された伊藤若冲の「菜蟲譜」でしょうか。
 ようやく拝見することができました。
 ただ、展示されているのは最後の部分の一部だけでした(たぶん4分の1も展示されていない気がしました)。
 結構長尺な作品なのに残念でした。せめて半分ずつぐらいは展示替えでも良いので展示して欲しかったですね。
 まぁ、最後の部分だけでも、まがうことなき若沖のオーラは感じることはできましたので、全巻拝見は後日に期待と言うことにしておきましょう。
 次には巨大な「白衣観音図」などのど迫力も凄かったですね。
 岩佐又兵衛の「弄玉仙図」も又兵衛様のふっくらとした顔立ちが特徴的な作品でした。
 その他には多くの書跡なども展示されてましたが、こちらは、わたしにはハードルが高かったですね。
 考古学的な発掘品もかなりたくさん展示してありました。
 この中ではなんといっても国宝指定の「土偶」でしょう。古代のおおらかな姿に夢誘われました。
 仏像も結構たくさん展示してありました。この中では日本流失騒動で大騒ぎになった運慶の「大日如来坐像」が重文指定になって、めでたく展示されてました。
 展示期間も短く、かなりぶっきらぼうな展示でしたが、見応え十分の展示でした。
 できれば、もう少し展示期間を長くして、図録なんかも出してくれたらいいんですがね。
 常設展示もザーッと見て回りました。
 国宝展示コーナーでは「国宝 普賢菩薩像」でした。これは再見ですね。
 狩野山楽「車争図屏風」、鳥居清倍「市川団十郎の竹抜き五郎」、鈴木春信「見立黄石公張良」、葛飾北斎「渡辺の源吾綱 猪の熊入道雷雲」あたりが展示替えでの目玉作品ですね。

by daisenhougen | 2009-04-30 07:40 | 鑑賞記-展覧会

「Story of …カルティエ クリエイション」を見る

d0001004_113849100.jpg 昨日(04月29日)「東京国立博物館」で展覧会「Story of …カルティエ クリエイション~めぐり逢う美の記憶」を見た。 こちらで同時開催の阿修羅展は夕方にもかかわらず30分待ちでした。
 なんとなく、こちらの展示の方はガラガラだろうなんて勝手に想像しながら入館しました。
 ところが会場内は観客でぎっしりとなってました。
 しかも客層が圧倒的にカップルが多いんです。なにか宝飾店をカップルで見に来ているといった雰囲気でした。
 一人で訪れた中年オヤジには、場違いな空間に迷い込んだような感じになって、すっかり面食らってしまいましたね。
 今回の展示は「日仏交流150周年を記念し、フランスを代表するジュエラー、カルティエが所有する1370点のアーカイヴピースを中心に、276点を展示。監修・デザインの吉岡徳仁氏が、それぞれの宝飾品に秘められたストーリーを演出します」とのことです。

by daisenhougen | 2009-04-30 07:37 | 鑑賞記-展覧会

「日本の美術館名品展」を見る

d0001004_1136920.jpg 昨日(04月29日)「東京都美術館」で展覧会「日本の美術館名品展」を見た。
 日本の公立美術館が協力・連携する組織として美術館連絡協議会というのがあるそうです。現在加盟しているのは124館だそうです。
 今回の展覧会はその「美術館連絡協議会の創立25周年を記念して開催するもので、教科書に載っている作品から、これまで美術館を出たことがない作品まで、西洋絵画50点、日本近・現代洋画70点、日本画50点、版画・彫刻50点の220点により、日本のコレクションのひとつの到達点をお見せします」とのことです。

d0001004_11362437.jpg まず最初は西洋絵画及び彫刻からスタートです。
 さすがに公立美術館のお宝を勢揃いさせただけのことはあります。
 「山梨県立美術館」からはミレー「ポーリーヌ・V・オノの肖像」、「福島県立美術館」からはピサロ「エラニーの菜園」、「豊田市美術館」からはエゴン・シーレ「カール・グリュンヴァルトの肖像」といった具合に名品が目白押しです。
 ただ、この三点からもわかるように、それぞれの美術館の人気ナンバーワンを出品しているわけではないんですね。 
 それぞれ「山梨県立美術館」のミレーの「種をまく人」でしょうし、「福島県立美術館」だったらワイエス、「豊田市美術館蔵」だったらクリムトといった作品は外してありました。
 他の美術館も同じような感じでした。
 まぁ、この展覧会でサワリを紹介して興味を持ってもらい、一番の名作は美術館にお越し下さいと言ったとこなんですかね。
 その後は日本人による洋画、日本画、版画といった展示が続きました。
 いずれも充実した作品が勢揃いでした。
 日本画の方は展示替えがありますので、もう一度訪ねなくてはなりませんね。

by daisenhougen | 2009-04-30 07:35 | 鑑賞記-展覧会

「水墨画の輝き―雪舟・等伯から鉄斎まで―」を見る

d0001004_11332996.jpg 昨日(04月29日)「出光美術館」で展覧会「水墨画の輝き―雪舟・等伯から鉄斎まで―」を見た。
 今回の出光美術館は出光コレクションによる水墨画のお宝公開です。
 展示は第一章水墨山水画の幕開け、第二章阿弥派の作画と東山御物、第三章初期狩野派と長谷川等伯、第四章新しい個性の開花ー近世から近代へといった区分となってます。
 まず最初は雪舟「破墨山水図」からスタートです。雪舟なんてのをもってこられると、黙って拝見させてもらいますってことになっちゃいますね。



d0001004_11335071.jpg 次は阿弥派というかなりマニアックな世界に入り込んできます。能阿弥・相阿弥といった室時代の作品たちです。このあたりを自由に鑑賞できればなぁと思いながら、目をこらしてきました。
 長谷川等伯の虎など作品は今回に展示のハイライトでした。
 最後は出光コレクションの様々な水墨画の数々のそろい踏みでした。
 もちろん仙厓さんもありました。


by daisenhougen | 2009-04-30 07:31 | 鑑賞記-展覧会

「浮世絵 ベルギーロイヤルコレクション展」を見る

d0001004_119164.jpg 昨日(04月29日)「日本橋高島屋」で展覧会「浮世絵 ベルギーロイヤルコレクション展」を見た。
 この展覧会は昨年の09月に「太田記念美術館」で開催された後、京都の高島屋に巡回し、再び東京に戻ってきました。
 「太田記念美術館」の時も前期と後期では7点だけが共通で、残りは全面展示替えでした。後期しか見ることができずに、悔しい思いをしたことを覚えています。
 さて、今回の展示は開催がたったの13日間と短く、しかもゴールデン・ウィークの時期と、わたしが東京を離れている時期ですので、あわてて見てきました。
 「本展でご紹介するベルギー王立美術歴史博物館とベルギー王立図書館のコレクションは、世界屈指の保存状態といわれ、出版当初の色彩を保ち、浮世絵本来の豊かな色を鮮やかに伝えます。その8,000点のコレクションから特別に選んだ写楽、歌麿、春信、北斎、広重、国貞、国芳ら、江戸を代表する数多くの絵師による、日本初公開作品を含む150余点を一堂に展観」とのことです。

d0001004_1184786.jpg まさに保存状態の素晴らしい、傑作揃いの作品がずらりと並んでいます。
 最初は春信からスタートです。
 なんと16点もの作品がそろい踏みです。浮世絵の原点を象徴する素朴な味わいを愉しむことができました。
 清長は8点。「吉原歓々楼遊興」のような3枚続きの大作もありましたね。
 歌麿は29点。「青楼十二時 続」の全点や「高名美人見たて忠臣蔵十二段つゞき」の内11点などシリーズ続きが一括展示も嬉しかったです。
 この展覧会の目玉、写楽は11点。寡作の写楽の程度の良い版がたくさん拝見できて嬉しい限りでした。
 もちろん北斎、広重もたくさん優品が並んでましたが、こちらはさんざん見慣れた作品が多かったですね。
 最後になんと言っても充実していたのが国芳ですね。
 「金魚づくし」のような愛らしい作品から「人かたまつて人になる」のようなだまし絵的作品。そして「相馬の古内裏」のような大作まで、素晴らしい作品が揃ってました。
 本当に充実した里帰り展示でした。
 最後にチョット苦情を。
 デパートの展示ではいつものことですが、展示リストがありません。
 しかも図録は3展示会場のすべての作品が掲載されているので、この展示にはその中からどれが展示されたのかを確認するすべがありません。
 いくらデパートの客寄せ企画と言っても、文化的な事業に関わっている意識を持って、展示リストぐらい準備して欲しいですね。ネット上で公開だったら費用だってかかんないんですからね。

by daisenhougen | 2009-04-30 07:08 | 鑑賞記-展覧会