人気ブログランキング |

<   2008年 01月 ( 48 )   > この月の画像一覧

「新潮日本語漢字辞典」を買う

d0001004_9484251.jpg 「新潮日本語漢字辞典」を買った。
 新潮社、2007年12月25日2刷(2007年09月25日1刷)、9,975円、A5判、3,070頁。
 今年の元日の新聞各紙に新潮社が大きく宣伝載せてました。不覚にもこんな辞書が出版させていること知りませんでした。
 新潮社が創立110周年を記念して11年の歳月をかけて編纂した新しいタイプの漢字辞典とのことです。
 東京に戻って、さっそく書店をまわりましたが、比較的大きな書店を5店まわっても全て品切れでした。
 こうなると入手したい気持ちは高まり、ネットで探し始めました。こちらも品切れの連続でしたが、やっと「ビーケーワン」で注文できました。

 宅配便で届きましたので、さっそくめくってみました。
 巻頭の索引は従来通りの「音訓」と「総画」です。この辺は普通の漢和辞典ですね。でもこの辞書の本領は巻末の4万5000語収録の五十音順の「熟語索引」です。
 ここから引けば国語辞書的に使えます。しかも漢字たっぷりの国語辞書として。外来語や擬態語などまで、いろんな漢字表現に触れることができます。
 そして引かれている用例が漱石を中心とした近代文学であるのも嬉しいです。まさしく近代文学が古典になったんですね。こういった辞書なしには近代文学を読み通すのは困難になっている状況に対応するための辞書なんですね。
 巻末の説明によると、字解に白川静の学説を全面的に取り入れているとのことです。こちらも画期的のようです。
 こういった辞書ですから国字が収録されているのはもちろんですが、略字・異体字もたくさん収録されているのも有り難いです。
 これ一冊で近代以降の詩歌や小説、評論などの本を読む時に参照する辞書としては充分ですね。しかも国語辞典、漢和辞典共用で使えそうです。
 愛用の辞書となりそうです。

by daisenhougen | 2008-01-08 09:49 | 雑誌など

穂村弘「短歌の友人」を読む

d0001004_13314390.jpg 穂村弘「短歌の友人」を読んだ。
 河出書房新社、2007年12月30日発行、1,995円、四六版、272頁。
 目次を写しておきます。第1章 短歌の感触、第2章 口語短歌の現在、第3章 “リアル”の構造、第4章 リアリティの変容、第5章 前衛短歌から現代短歌へ、第6章 短歌と“私”、第7章 歌人論。
 穂村さんの「短歌という爆弾」以来の久しぶりの短歌論ですね。「世界音痴」ぐらいからトホホおやじの自虐エッセーみたいな本の出版が多かったのですが、ようやく本領発揮の著作が出ましたね。
 短歌作品を読むためのキーワードとして「生の一回性」を挙げて、熱く語っています。トホホおやじとは思えない真剣さですね。本当に短歌という表現形態が好きなんですね。
 そしてなにより、この本の取り柄は現代の若い人の作品を丁寧に読み込んで紹介してくれていることでしょうね。
 もしかしたら実作した本人よりも深くその作品世界に入り込んでるのかもしれません。短歌表現の今を知るには格好の著作だと思いました。

by daisenhougen | 2008-01-07 12:30 | 読書-詩歌小説評論他

赤外線コントロールヘリコプター HELI-Qを買う

d0001004_1412926.jpg 赤外線コントロールヘリコプター HELI-Qを買った。
 お正月なので凧揚げならぬ、ヘリコプター上げに挑戦してみました。
 タカラトミーから発売されているこのオモチャはかなり話題になってますね。発売当初は売り切れで買えませんでした。さすがに発売から時間もたったので店頭にたくさん積んでありましたので、さっそくゲットしました。
 箱から取り出しみると、ヘリコプター本体軽いのにびっくりです。この軽さだから飛ぶんですね。納得しました。
 それに反してコントローラーの大きくて重いこと。電池が6本ですからね。
 リモコンにヘリコプター本体を接続して30分程度充電して準備完了です。
 コントローラーのレバーを前に傾けるとヘリ(ローター)が回転し始めて、簡単に舞い上がりました。
 最初は天井に激突するか、失速して墜落していましたが、何度かトライするうちにぶつからずに飛行するようになりました。
 結構はまってしまうかもしれませんね。

by daisenhougen | 2008-01-06 14:02 | オモチャ等々

「月刊チャートブック<月足集>No.291>」を買う

d0001004_13432061.jpg 「月刊チャートブック<月足集>No.291>」(投資レーダー)を買った。
 毎年1回だけ買う株価の月足グラフ集です。20年間の東証など3市場1部・2部全銘柄と新興市場の2007年12月までの月足が掲載されています。長期的な株価の動きを見るには最適な資料です。
 掲載順も新聞と同じ順序なので、参照しやすいのも便利です。
 今年はなかなか見つけられず、書店を5店もめぐってやっと入手しました。まぁ大きくて嵩張るから(1,200頁もあるんですものね)、書店も歓迎しないんでしょうかね。
 昨年分の日経平均や業種別の月足を眺めていただけでも、いろいろ面白い発見がありました。大きく下落しているのやあんまり下落していないもの、ましてその時期となると大きく違ってます。
 冷静に判断するためにも、こういった長期的な資料は貴重です。
 今年は、年明け早々から株価は大幅下落から始まってます。昨年後半の下落傾向が止まらないようです。はたして今年はどんな一年になるんでしょう。

by daisenhougen | 2008-01-05 21:42 | 雑誌など

粟津則雄「日本人のことば」を読む

d0001004_20443813.jpg 粟津則雄「日本人のことば」を読んだ。
 集英社(集英社新書)、2007年10月22日第1刷、714円、新書判、221頁。
 「東京新聞」夕刊に「ことばの泉」として2003年1月7日から2006年9月26日まで毎週連載したものとのことです。百八十五の断章が集められた詩華集です。
 わたし、割とこういったアンソロジーが好きです。このブログ始めてからだけでも、桶谷秀昭「日本人の遺訓」、吉本隆明「思想のアンソロジー」、大岡信「新折々のうた9」なんてのを読んでます。
 粟津則雄(1927-)さんはフランス文学の翻訳をはじめとして、美術、音楽、文学まで幅広い評論活動をしている人ですね。
 「あとがき」にも少し書かれていますが、かなりひねった作りとなっています。
 冒頭に宮沢賢治ではなく、姉の宮沢トシをもってきて、「うまれでくるたて/こんどはこたにわりやのごとばかりで/くるしまなあよにうまれてくる」を挙げ。次に太宰治ではなく、太宰が自死のとき書き写した伊藤左千夫の歌「池水は濁りににごり藤なみの影もうつらず雨ふりしきる」を挙げ。更に中原中也ではなく草野心平の「中原よ。/地球は冬で寒くて暗い。/ぢや。/さようなら。」を挙げると言った按配です。渋い選択ですね。
 でも、全てがこういった選択だけではありません。
 西行は二首挙げていますが、その内一首は「ねがわくは花のしたにて春死なんそのきさらぎの望月の頃」なんて超有名ない歌を挙げてますし、茂吉も有名な「あかあかと一本の道とほりたりたまきはる我が命なりけり」です。かなり普通の選択です。
 こんな風に普通の選択とひねった選択がうまく配分してあるように見えます。
 歌人や俳人はもとより近現代詩人、僧侶、小説家、評論家と選んだ人選はかなり幅広いですね。更に粟津さんらしいのは、北斎から香月泰男まで多くの画家のことばを収録していることです。多くの絵画論を書いている粟津さんならではですね。
 巻末の索引を眺めていたら変なことに気がつきました。一番若いのが1928年生まれの島田修二さんです。ここの選ばれている人は粟津さんの同年代以上の人であるんですね。
 以前、誰かか年下の人の著作は読む気がしなくなったと書いていました。粟津さんもそういった心境なんでしょうかね。
 かなり読み応えのあるアンソロジーでした。手元において、折に触れて読み返したい著作です。

by daisenhougen | 2008-01-04 20:47 | 読書-詩歌小説評論他

松木武彦「列島創世記(全集 日本の歴史1)」を読む

d0001004_8253556.jpg 松木武彦「列島創世記(全集 日本の歴史1)」を読んだ。
 小学館、2007年11月09日初版1刷、1,995円、A5版、377頁。
 目次を写しておきます。第1章 森と草原の狩人―旧石器時代、第2章 海と森の一万年―縄文時代前半、第3章 西へ東へ―縄文時代後半、第4章 崇める人、戦う人―弥生時代前半、第5章 海を越えた交流―弥生時代後半、第6章 石と土の造形―古墳時代。
 著者の松木武彦(1961-)さんは日本考古学専攻の岡山大学文学部准教授とのことです。
 昨年から読み始めていましたが、読み終えたのは年を越してからになってしまいました。年明けの休日は絶好の読書期間です。せっせと読まなくては。なんせ年間200冊が目標ですからね。
 さて「全集 日本の歴史」第一巻は、旧石器時代から縄文時代、弥生時代、古墳時代までの四万年の日本列島の歴史を対象です。
 まぁ、四万年を377頁で描くんですから、いくら手がかりが少ないといっても、たいへんさは良くわかります。
 中でも、日本列島には約4万年前から1500年前までの間に寒冷化していく時期が2回あり、この気候変動が歴史を動かした最大の要因であり、人口の変動と定着・流動に大きな影響を与えたとの指摘は大いに納得させられました。
 また、日本列島の社会を周辺地域との交流との関連からとらえ、日本の枠組みを流動的に捉えていることも納得ですね。
 更に、著者がもちいた方法はヒューマン・サイエンス(認知考古学)なる最近流行の手法のようです。
 でもこの手法は、この本の叙述だけではちょっと説得力が不足しています。残された断片的な土器などを都合よく並べて、見てきたように推測して、科学と称している気がしないでもないですね。もう少し緻密な論証が必要な気がしました。
 ともかくも、全体としては、平易にコンパクトにまとめてあり、なおかつ大胆に描いていて好感が持てた著作でした。

 さて、この小学館版の「全集 日本の歴史」ですが、小学館の創立85周年企画とのことです。
 版形も大きく、文字も大きく、図版も多数掲載されていて、読みやすい作りです。全16巻の完結が2009年3月とのことですから、振り落とされないようについて行きたいですね。 全巻の表題を写しておきます。
 1 列島創世記、2 日本の原像、3 律令国家と万葉びと、4 揺れ動く貴族社会、5 躍動する中世、6 京・鎌倉 ふたつの王権、7 走る悪党、蜂起する土民、8 戦国の活力、9 「鎖国」という外交、10 徳川の国家デザイン、11 徳川社会のゆらぎ、12 開国への道、13 文明国をめざして、14 「いのち」と帝国日本、15 戦争と戦後をいきる、16 豊かさへの渇望。

by daisenhougen | 2008-01-03 23:24 | 読書-詩歌小説評論他

谷川俊太郎「詩集 私」を読む

d0001004_1714467.jpg 谷川俊太郎「詩集 私」を読んだ。
 思潮社、2007年11月30日、1,575円、A5版、130頁。
 今年の読書始めは谷川さんの詩集からスタートです。
 2002年から2007年にかけて「現代詩手帳」や「ちくま」などに発表された詩29編が収録されています。「シャガールと木の葉」(集英社)以来の新詩集ですね。
 
 私は背の低い禿頭の老人です
 もう半世紀以上のあいだ
 名詞や動詞や助詞や形容詞や疑問符など
 言葉どもにもまれながら暮らしてきましたから
 (中略)
 私の書く言葉には値段がつくことがあります(私 自己紹介)

 といった詩人が、ことばをめぐる考察を続けた詩集です。そして、

 書き忘れていることがある と思う
 多分綿埃のようなこと いや
 何百万光年のかなたの星雲のようなこと
 書き忘れていることがある
 手紙に? 日記に? それとも詩に?
 (中略)
 彼に話しかければ思い出すのだろうか
 近寄って抱擁すれば 目をじっとのぞきこめば
 罵れば 殴れば 刺せば それとも
 書き忘れていることなどどこにもないのか
 たとえ思い出したとしても(《夢の引用》の引用)

 一生をかけて、いくらことばをめぐって書き続けても、書ききれない思いでしょうか。そして

 蛙が子どもを見上げている
 象が子どもに寄り添っている
 花々はまだ蕾
 世界は静けさのうちに告げている
 子どもの内心にひそむ謎を

 子どもが座っている
 私たち老いてゆく者のために
 かすかに微笑んで

 詩人は子どもと一体になる。全ては子どもたちに託すといった谷川さんの晩年の心境がうつくしいことばで綴られています。
 新年の読書始めから、すばらしいことばの饗宴を味わうことができました。

by daisenhougen | 2008-01-02 17:03 | 読書-詩歌小説評論他

2008年の初詣

d0001004_214379.jpg 明けましておめでとうございます。
 2008年も何とかブログを続けていければと願っております。

 2008年も年の初めは例年通り近場の神社へ初詣。
 この習慣はウン十年変わってません。
 今年も快晴の初詣日和でした。

d0001004_21435942.jpg そして例年通り、おみくじ引きました。今年も一発で「大吉」です。4人で引きましたが「大吉」2名、「吉」1名、「末吉」1名でした。まぁこんな比率なんでしょうね。
 おみくじの様にいい年でありますように。

by daisenhougen | 2008-01-01 21:44 | 街歩き・お出かけ