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CD「ポリーニ/ショパン・リサイタル」を買う

d0001004_17563892.jpg CD「ポリーニ/ショパン・リサイタル」を買った。
 ポリーニの新録は2008年3月ミュンヘンにおけるオールショパンリサイタルのライヴ盤でした(といっても、発売からだいぶ経ってしまいました。最近は熱心なクラッシックファンからはほど遠くなってまして、かつては発売日を待って入手していたポリーニの新録すら今頃とはね・・・)。
今回はショパンの「ピアノ・ソナタ 第2番」とその同時期の作品で構成されたプログラムのようです。
 まぁ、文句なしのできばえです。
 テクニックうんぬんとかはもちろん言いようがないですし、音色の素晴らしさも当然です。
 円熟とはこういった演奏を言うんでしょうね。
 年末の慌ただしい中、別世界に運んでくれる時間を堪能させてもらいました。

収録曲は次の通りです。
 ショパン:バラード 第2番 ヘ長調 作品38
 ショパン:4つのマズルカ 作品33(マズルカ 第22番 嬰ト短調 作品33の1、マズルカ 第23番 ニ長調 作品33の2、マズルカ 第24番 ハ長調 作品33の3、マズルカ 第25番 ロ短調 作品33の4)
 ショパン:3つのワルツ 作品34(ワルツ 第2番 変イ長調 作品34の1、ワルツ 第3番 イ短調 作品34の2、ワルツ 第4番 ヘ長調 作品34の3)
 ショパン:即興曲 第2番 嬰ヘ長調 作品36
 ショパン:ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 作品35

by daisenhougen | 2008-12-23 06:55 | CD・DVD・ビデオ

USBフラッシュメモリー「TS8GJFV10」を買う

d0001004_21182836.jpg USBフラッシュメモリー「TS8GJFV10」を買う
 ハードディスクを買ったついでといってはなんですが、あまりの安さにUSBフラッシュメモリーも衝動買いしました。
 「Transcend USBメモリ 8GB JetFlash V10 TS8GJFV10」です。
 今まで使ってたのではチョット容量不足を感じていたのですが(今まで使っていたのはこちら)、こんどはなんと8GBで1,980円という値段じゃありませんか。
 これなら容量の問題なんて考えなくて良くなります。
 まぁ、作りとしてはかなりチープです。でも値段考えりゃ文句も言えないですね。
 スライド式なのでキャップの紛失の心配ないと言っても、スライドしても接点部が蔽われるわけではないのでゴミが入り込む心配があるのがチョット気になりました。
 転送速度とかは、データの受け渡しに使うわたしのような使用レベルでは問題は感じませんでした。
 2005年に512Mで5,980円だったのが、3年後には8GBで1,980円ですから、この下落率は凄いですね。


by daisenhougen | 2008-12-22 07:51 | 買い物

外付ハードディスク「HDCN-U1.0L」を買う

d0001004_1712661.jpg 外付ハードディスク「HDCN-U1.0L」を買った。
 最近、せっせと写真を撮っていますので、その保存に困り始めてきました。
 現在使用中のパソコンの内蔵ハードディスクの容量は120GBですが、8割方埋まってしまいました。外付けハードディスクはなんと60GBしかないので、そっちもいっぱいです。
 バックアップも考えなければならないしということで、意を決して外付けハードディスクを買ってきました。
 「I-O DATA USB 2.0/1.1対応 外付型ハードディスク HDCN-U1.0L」です。
 いまや1テラのハードディスクが15,000円で入手できるんですね。大容量化のスピードは凄いもんです。
 早速使ってみました。
 現在のパソコン内のデータを全部移してましたが、結構データ移行はスムーズでした。
 スピード的にも今持っている60GBの外付けのハードディスクとは比べものがないくらい早かったです(まぁ、7年前の機種との比較ですから、現在のほかの機種とどうなのかはわかりません)。 そして、データを全部移しても、まだまだ容量に余裕があるのは気持ちいいですね。
 音も静かですし、わたし的には大満足でした。
 これでしばらくは、写真データの保管で悩むことはなくなりそうです。 

by daisenhougen | 2008-12-22 07:11 | 買い物

大友直人/東京交響楽団「第九演奏会」を聴く

d0001004_7485723.jpgd0001004_7491138.jpg 昨日(12月20日)「ミューザ川崎」で「ミューザ川崎シンフォニーホール&東京交響楽団 名曲全集 第43回」を聴いた。
 年末に至る処で開催されている恒例のベートーヴェンの第九演奏会です。今回聴くことができたのは、大友直人指揮東京交響楽団といった組み合わせです。
 客寄せもかねてか、ソプラノの佐藤しのぶさんもご出演でした。
 2004年、2005年と続けてこの年末の一大イベントは聴いていたのですが、2006年、2007年はパスしていました。
 久しぶりに年末気分を味わってみようと急遽聴いてきました。出遅れたせいかチケット取れたのはこの演奏会だけでした。
 そして会場は、ほぼ満席状態でした。さすがに第九人気は大したもんです。
 まず最初はJ.S.バッハ/チェンバロ協奏曲 第1番 ニ短調 BWV1052です。
 口開けにはチョット重すぎたかなぁといった感じでした。 
 酒井茜さんはアルゲリッチのお弟子さんと言うことですが、初めて演奏を耳にしました。綺麗な音色の演奏でした。ただ、第九の前の演奏とはチョット気の毒な気もしました。
 オーケストラともども波に乗る前に終わってしまった感じもしました。
 さて、今回のメイン、ベートーヴェン/交響曲 第9番 ニ短調 作品125「合唱付」。
 大友直人指揮の第九を聴くのは初めてですが、演奏開始から極めて正統的にかつ端正な演奏でした。奇を衒うことなく、どちらかと言えば淡々と演奏が続きました。
 第3楽章になると弦楽器の濃密な演奏となり、ようやく演奏ものってきたようです。
 そして最終章になると、演奏も全開となったようです。
 ただ、全開と言っても、けっしてテンポを大きく揺らしたり、変なリズムの強弱で味付けすることなく、あくまで分析的であり、端正な演奏でした。
 結構満足度は高い演奏でした。
 年末の風物詩を一つ味わえた一夜でした。

by daisenhougen | 2008-12-21 07:48 | 鑑賞記-コンサート

「セザンヌ主義 父と呼ばれる画家への礼賛」を見る

d0001004_18225619.jpg 昨日(12月20日)「横浜美術館」でで展覧会「セザンヌ主義 父と呼ばれる画家への礼賛」を見た。
 わたしにとってセザンヌの作品をまとめて拝見したのは1999年の同じ「横浜美術館」での展示以来です。
 その展示でセザンヌの歴史的意義と魅力といったものが、わたしにも納得できた画期的な展覧会だったのを憶えています。
 今回も見逃すわけにはいけませんし、TVでコマーシャルも流しているので、会期が迫って混まないうちにと、早めに出かけてみました。
 「セザンヌの名作約40点と、その影響を受けたと考えられる20世紀の巨匠の作品約100点を国内外から集め、それらを並置、比較して展観するという大胆な試みを行うものです。「近代絵画の父」と呼ばれるセザンヌの名品と、彼を起点として日仏に華開いた20世紀絵画。偉大なる表現者が次なる表現者を生むという、芸術の真髄に迫る」とのことです。
 展示は「プロローグ」、「Ⅰ.人物画」、「Ⅱ.風景画」、「Ⅲ.静物画」、「エピローグ」といった区分の展示でした。
 プロローグはセザンヌの肖像画であり、エピローグはセザンヌの先輩画家へのオマージュで短いコーナーです。
 それ以外はこの3つの区分に従い、セザンヌの作品とその影響ゆけたであろう西洋と日本の画家の作品が一緒に並べて展示するといった仕掛けです。
d0001004_182342.jpg
 素人目には直接影響が感じられる作品とほんとうに影響受けたの首をかしげたくなる作品と混在している印象でした。
 まぁ、こういった展示企画もありかなぁとも思いながら、けっこう興味深く拝見することができました。
 セザンヌの偉大さを際立たせたいという企画でしたね。
 ただチョット残念だったのが、肝心のセザンヌの作品があんまり揃ってなかったことですね。
 点数的にも40点ですが、作品数よりも海外物だけでなく日本にあるセザンヌの名品が揃ったとは言いがたい展示でした。
 いくら影響をさぐると言っても、肝心のセザンヌの作品の展示にも力入れて欲しかったです。
 でも、結構見ている人も多かったですから、興行的には成功なんでしょうね。
 セザンヌから影響受けたとして展示してあった画家の名前を写しておきます。
 ポール・ゴーギャン、エミール・ベルナール、モーリス・ドニ、パブロ・ピカソ、ジョルジュ・ブラック、アンリ・マティス、モーリス・ド・ヴラマンク、アンドレ・ドラン、アメデオ・モディリアーニ、モイーズ・キスリング、マルク・シャガール、有島生馬、安井曾太郎、岸田劉生、森田恒友、佐伯祐三、黒田重太郎、中村彝、前田寛治、木村荘八、林倭衛、小野竹喬。

 セザンヌ主義展で展示スペースを多く取られたせいか、常設展示はだいぶ狭かったです。
 ただ日本画のコーナーでは片岡珠子の作品がまとめて展示してあり、見応えがありました。
 

by daisenhougen | 2008-12-21 07:22 | 鑑賞記-展覧会

「陶磁の東西交流」を見る

d0001004_1821161.jpg 昨日(12月20日)「出光美術館」で展覧会「陶磁の東西交流―景徳鎮・柿右衛門・古伊万里からデルフト・マイセン」を見た。
 焼き物はわたしの興味の範囲外ですのでパスするつもりでしたが、結構評判が良いようですので訪ねることにしました(くるっとパスで無料ですしね)。
 「やきものに親しむ」シリーズの6回目で、「17~18世紀を中心に花開いた陶磁の東西交流を、中国・景徳鎮をふくむ東洋の磁器と、それらを熱心に写し、学んだヨーロッパの陶磁器との比較展示でご紹介します。交流史上の数々のエピソードを交えて鑑賞していただきながら、交流を進めた人々の熱意や、時として生じるほほえましい“誤解”、陶工や商人たちのたくましい営みなどを楽しく感じ取っていただけたら幸いです」とのことです。
 展示は「プロローグ 南蛮風俗図と東西交流の記憶」、「1.中国陶磁へのあこがれ―“芙蓉手”とその写し」、「2.交流100年 1-“柿右衛門”とその写し」、「3.交流100年 2-“古伊万里”とその写し」、「4.復活 景徳鎮磁器輸出」、「5.海を越えるはるかな“注文”に応えて」といった区分で展示されていました。
 最初は南蛮図でのお出迎えからスタートです。焼き物の交流がテーマですが、口開けの展示としては洒落てましたね。
 その後はずーっと中国、日本、ヨーロッパの焼き物の比較展示続きます。
 いままででした幾つかの展示を見ると、もう充分といった気になってくるのですが、今回は違いました。
 一点一点大変興味をそそられながら見ることができました。
 中国の景徳鎮とそれがが日本に伝わって模倣した作品が並べてあったり、日本の柿右衛門や古伊万里がヨーロッパに伝わってその模倣した作品と比較しながら展示といった具合です。
 歴史的順序に従ってその影響を実際の作品で確かめながら拝見できました。
 まさに中国、日本、ヨーロッパと世界陶器史を一望できる展示でした。
 わたしにとっては、いままで拝見した歴史的陶器の展示では一番興味を持って見ることができた展示でした。
 この展示を切っ掛けに焼き物もわたしの鑑賞レパートリーに加えたい気もしてきました。それぐらいわたしにとっては画期的な展示でした。

by daisenhougen | 2008-12-21 07:19 | 鑑賞記-展覧会

「沖縄・プリズム 1872-2008」を見る

d0001004_557377.jpg 昨日(12月20日)「東京国立近代美術館」で展覧会「沖縄・プリズム 1872-2008」を見た。
 沖縄と美術がなかなか結びつかないので敬遠していました(たとえば埼玉県とか千葉県とかそういったものをテーマにした美術展ってあんまり思いつかないのと同じですが・・・)。、
 でも、「こうした沖縄の光と影の強烈なコントラストは、数多くの画家、写真家、映像作家などの表現者を創作へと駆り立ててきました」といった宣伝文句に乗せられて、閉会間近ですが訪れてみました。
 「「沖縄・プリズム 1872-2008」展は、これまでの「沖縄」展の多くが琉球王朝期の工芸を回顧するものであったのとは異なり、近代という時代のうねりの中で、この地から誕生した、そして現在生成しつつある造形芸術を検証する初めての試みです。表現する主体として、沖縄出身の作家と本土から沖縄に向かった作家を織り交ぜながら、「外からの視点」と「内側の視点」の違いを意識しつつ、個々の作家の想像力の軌跡を辿ります。 絵画、版画、写真、映画、工芸等、様々なジャンルの作家34名それぞれの「沖縄」が乱反射する展示を通して、沖縄という場所の意味と潜在力を問い、この地から発信される未来の創造活動へと繋げていくことを目指します」とのことです。
 展示は「第1章 異国趣味(エキゾティシズム)と郷愁(ノスタルジア) 1872-1945」、「第2章 「同化」と「異化」のはざま 1945-1975」、「第3章 「沖縄」の喚起力1975-2008」といった区分となってます。
 いやぁ、閑散としていましたねぇ。パラパラとしか見ている人はいませんでした。かなり寂しい展覧会でした。
 肝心の展示の方ですが、第1章ひたすらエキゾチックな面が協調されています。第2章は政治的な思い入れの強い展示でした。そして第3章に至ると一転して、にぎやかな現代美術の展示といったおもむきになってました。
 それぞれがバラバラで、何かまとまりが感じられない、散漫な印象だけが残った展示でした。わたしには少々ハードルが高いかった気もします。
 まぁ、藤田嗣治「孫」なんて作品をはじめて拝見できたことで満足しておきましょう。
 そうそう、沖縄在住の現代作家の中では山城知佳子「アーサー女」という作品の生々しい濃密さがチョット気になりました。

 常設展示では版画コーナーでは「特集 山本容子「光の大地」」、写真コーナーでは「東松照明 「光る風・沖縄」と「京」」、特集展示では「新宿中村屋につどった人々――大正時代の芸術サロン」が展示してありました。
 「小松誠―デザイン+ユーモア―」なんていゆデザイン展も同時開催でした。
 なにか常設展示までまとまりがなかった印象でしたね。

by daisenhougen | 2008-12-21 06:56 | 鑑賞記-展覧会

「琳派から日本画へ」を見る

d0001004_5512018.jpg 昨日(12月20日)「山種美術館」で展覧会「琳派から日本画へー宗達・抱一・御舟・観山ー」を見た。
 先月、終了した今年最大の注目展示の一つ「大琳派展」にあやかったのでしょうか、「山種美術館」までが琳派展です。
 展覧会開催できるほど琳派の作品を所蔵してるのかしらと、半分疑問持ちつつ訪れてみました(ぐるっとパスで無料で見れますからね)。
 まず最初の展示が、加山又造「裸婦習作」からスタートです。
 そして続くは福田平八郎「彩秋」など数点。
 奥村土牛「犢」と続きます。
 なんじゃこりゃといった感じです。
 これって琳派展なの。
 3人ともにわたしの大好きな画家ですけど、琳派ってくくるのはチョットといった感じです。
 その後も、下村観山「老松白藤」、東山魁夷「満ち来る潮」といった作品が続き、琳派と言うより山種美術館の名品そろい踏みといった感じでした。
 もちろん純然たる琳派と言える作品も並んでいます。
 「大琳派展」にも展示してあった俵屋宗達「槇楓図屏風」や「新古今集鹿下絵和歌巻断簡」。更には酒井抱一「飛雪白鷺」や「菊小禽」。鈴木其一も「四季花鳥図」がありました。
 けっこう名品を所蔵しているのがわかります。
 でも、琳派の作品だけでこの狭い美術展示スペースを満たすことはできないようでした。
 まぁ、速水御舟の名品「名樹散椿」と一緒に展示され、ある種の濃密な空間になってたことが見所でしたね。

by daisenhougen | 2008-12-21 06:50 | 鑑賞記-展覧会

「山口薫展―都市と田園のはざまで」を見る

d0001004_14501235.jpg 昨日(12月20日)「世田谷美術館」で展覧会「山口薫展―都市と田園のはざまで」を見た。
 山口薫(1907-1968)さんの作品は、いろんな機会拝見したことは記憶してるんですが、特に強い印象を持ったことはありませんでした。
 「新日曜美術館」の紹介を見て、これは見逃すわけにはいかないと、急遽訪れてみました。
 当然わたしにとっては、まとめて拝見するのは初めてです。
 ところが、会期終了残り少ない為か、チラシも作品リストも残っていないし、図録まで売り切れでした。せめて作品リストぐらいはコピーでも良いから追加して欲しかったですね。
 山口薫は「「自由美術家協会」や「モダンアート協会」を立ち上げ、日本の洋画壇の変革期にその一翼を担い、同時に西洋からの影響を超え、日本の風土に根ざした独自の絵画世界を創り上げてゆきました。本展は初期から最晩年までの山口の画業の全貌を、絵画作品から関連資料まで約140点でご紹介する待望の回顧展」とのことです。
 展示は「1.初期・滞欧期 1925-33」、「2.帰国直後・戦中 1923-35」、「3.戦後 1948-55」、「4.後期 1956-68」といった年代順の展示です。
 そして初期の具象からだんだんと抽象の度合いを強めた画風の変化が良くわかる展示です。
 これほどの作風の変化を遂げたこの作家の全貌を知るには、このような年代順が一番だと思われます。
 ただ、わたしには世界的な表現の急激な変化のトレンドに必至についていこうとした、ある種の痛々しさを感じました。
 そして晩年にいたり、自在さを獲得したとでも言うんでしょうか、やっとその時代の表現トレンドを超越したような表現にたどり着いた気がします。
 そういった意味でも、絶筆の「おぼろ月に輪舞する子供達」は出色の出来映えの作品だと思います。
 この作品に出会えただけでも、会期終了間際に見に来た甲斐がありました。

by daisenhougen | 2008-12-21 06:49 | 鑑賞記-展覧会

「難波田史男展」を見た

d0001004_521821.jpg 昨日(12月20日)「世田谷美術館」で展覧会「難波田史男展」を見た。
 難波田史男(1941-1974)さんの作品をまとめて見るのは2004年に「東京ステーションギャラリー」での展示以来です。
 山口薫展のオマケみたいであんまり宣伝もされていないようですが、常設展示コーナーを全部使って、結構気合いの入った展示でした。
 こちらキチンと展示リストも準備してありましたが、78点もの展示のようです。
 「画家・難波田龍起の次男として生まれ、将来を嘱望されるなか、1974年に32歳の若さで急逝した難波田史男。彼の水彩画、油彩画は、繊細な線と自由に広がる色面が呼応して独自の世界を築き、彼が過ごした時代の空気とも通じ合っているようです。現在も不思議な魅力を保ち続ける、詩情に満ちた作品の軌跡をご紹介いたします」とのことです。
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 細いペンによる繊細で尚かつ奔放な描写と淡い水彩の彩色によって、心の揺らめきがそっと写し取られているような世界です。
 どこまでも繊細であり、もう一歩超えればアール・ブリュットの世界に隣接している感じすらあります。
 あるいは最近の若い作家たちに多く見られる儚げな表現の先駆け的な表現とも思えます。
 思いだけが先行していたのが、ようやく技法的にも追いつきつつあった時に亡くなった感じがします。
 「モグラの道」、「イワンの馬鹿」、「サンメリーの音楽師」のような大作に感銘させられました。
 早き晩年の独特の色彩感のある油彩画をもっと残して欲しかったですね。

by daisenhougen | 2008-12-21 06:49 | 鑑賞記-展覧会