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「収蔵作品展027 磯見輝夫・小作青史」を見る

d0001004_1225012.jpg 昨日(12月06日)「東京オペラシティアートギャラリー」で展覧会「027 磯見輝夫・小作青史」を見た。
 この展覧会は「「ブラック&ホワイト」と題した収蔵品展の第三弾で、磯見輝夫、小作青史の版画作品によって白と黒の織りなす世界を探索する試み」とのことです。










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by daisenhougen | 2008-12-07 07:23 | 鑑賞記-展覧会

「蜷川実花展─ 地上の花、天上の色 ─」を見る

d0001004_12175872.jpg 昨日(12月06日)「東京オペラシティアートギャラリー」で展覧会「蜷川実花展─ 地上の花、天上の色 ─」を見た。
 待望の蜷川実花さんの全貌を知ることのできる、本格的な展示です。
 開館少し前の到着すると、早くも行列ができてました。チケット販売が1名だけで、要領が悪いようでしたが、人気のほどが解りますね。
 展示はA:エントランス、B:花、C:初期1995-2002年、D:金魚、E:旅、F:人、G:造花、H:新作、I:ポートレートといった区分で展示されています。
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by daisenhougen | 2008-12-07 07:17 | 鑑賞記-展覧会

「丸紅コレクション展」を見る

d0001004_12123891.jpg 昨日(12月06日)「損保ジャパン東郷青児美術館」で展覧会「丸紅コレクション展」を見た。
 総合商社の丸紅が創業150周年記念ということで、自社所有のコレクションの公開とのことです。副題は「衣裳から絵画へ 美の競演」ということで、ちょっとまとまりのない展示ではありました。 まず最初が着物類の展示です。
 呉服商がルーツということから集められたコレクションのようですが、残念ながら小生の関心外ですので、足早に通り過ぎました。
 でも、結果的にはこのコーナーが一番混雑してました。やっぱり女性の人には一番関心のある分野なんでしょうね。 
 次が衣裳図案下絵のコーナーです。日本画家に依頼した図案の下絵がいろいろ展示してありました。
d0001004_12125484.jpg そしてここからがいよいよ目当ての絵画のコーナーです。
 まず、日本人による洋画及び日本画のコレクションです。梅原龍三郎「桜島」、小磯良平「横向きの裸婦」、加山又造「雪山」、香月泰男「ラス・パルマス」などの傑作が展示されていました。
 次の西洋絵画のコレクションに移ると、こちらもかなりの名品が展示されていました。
 高度成長期の絵画ブームに絵画の輸入販売をおこなっていて、オイルショックで閉鎖する時に売れ残った作品達のようですが、オイルショック直前にはこんな凄い作品達が日本に持ち込まれていたんですね。
 ルノアール「イオカステ」、ヴラマンク「冬景色」、コロー「ヴィル・ダヴレーのあずまや」、キスリング「モミザの花」などなど素晴らしい作品に出会えました。
 でも、なんといっても今回の目玉はボッティチェリ「美しきシモネッタ」"La bella Simonetta"です。
 日本に持ち込まれている唯一の本格的なボッティチェリの作品ようです。
 しかも習作とかいうのではない、まがうことなき傑作に一つです。
 本当に素晴らしいです。
 こんな傑作を出し惜しみするなんでもったいない限りです。
 ぜひとも常設展示をお願いしたいですね。

by daisenhougen | 2008-12-07 07:11 | 鑑賞記-展覧会

ポメラ用の周辺グッズを買う(DJC-008WHとTS2GUSD)

d0001004_12372351.jpg ポメラ用の周辺グッズを買った。
 一つは収納ケースにELECOM 電子辞書ケース DJC-008WH。
 もう一つがTranscend microSDカード2GB TS2GUSDです。
 まず収納ケースですが、純正品があるのでそっちが欲しかったのですが、注文してあるのがいまだに届きません。
 持ち歩ききにむき出しではちょっと不安ですので、手軽に買えるの電子手帳用のこちらを入手しました。
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 なんといっても千円ちょっとですから気軽に注文できました。
 そして、大きさはドンピシャリでした。あんまりピッタリなのでビックリでした。
 純正品をキャンセルするかどうか悩んでしまいますね。
 ・ケース外寸 : W165×D30×H125mm
 ・参考収容寸法 : W148×D20×H110mm
 ・重量 : 約70g
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 次のmicroSDカードですが、こちらは2GBとはいえ、なんと580円でした。しかもなんとSD変換アダプターとminiSD変換アダプターまで付属するんですからビックリです。
 価格下落のスピードに唖然としてしまいます。
 まぁ、ポメラはメモ帳と割り切って使っているので、そんなに保存容量もいりませんが、一応装着しても邪魔にはなりません。
 ただ、このmicroSDカードは小さ過ぎますね。装着するのもやりにくいです。
 これでは裏技にあるmicroSDカードを抜き差しして、携帯電話でデータを読み込むといった使い方は常用できませんね。
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 やっぱりポメラの使い方としては、外出時のメモとして割り切って使って、帰宅後にUSBでパソコンに取り込むのが正しいようです。
 そう割り切れば、結構長く使えるかもしれません。

by daisenhougen | 2008-12-06 07:36 | 買い物

秋山駿「忠臣蔵」を読む

d0001004_543453.jpg 秋山駿「忠臣蔵」を読んだ。
 秋山さんといえば、だいぶ昔に「信長」を読んんだ事があります。どちらかといえば硬質な文芸批評を書く人だと思っていたのが、戦国武将を論じたので、ビックリしたことが思い出されます。もちろん内容的にも素晴らしかったのを憶えています。
 今回は、その秋山さんが忠臣蔵を論じてます。忠臣蔵の季節でもありますので、読んでみました。
 まず、そもそもなぜ刃傷事件が起こったかについて、浅野内匠頭の作法が未熟だったとか、吉良上野介への賄賂が少なかったことで恥をかかされたなどとされているが、そんなことは断じてあり得ないとしています。
 作法が洗練され、賄賂は当然となった元禄時代にこんな理由はあたらないとしています。
 さらに事件後、極めて迅速に事務処理が遂行されたことから、この事件の胡散臭さも指摘しています。
 この辺りまでは、非常に面白いの問題提起だと思いました。
 でも、スリリングな歴史謎解きはここまででした。
 斬りつけたのは、女性にかかわる辱めではないかとか、浅野内匠頭が山鹿素行の弟子だったことが影響しているのではとか、柳沢吉保の関与とか、いろいろ仄めかしているのですが、仄めかしに終わっています。
 肝心なところに踏み込んでくれないんです。ちょっとイライラする書き方でしたね。
 結局、秋山さんの関心は元禄という時代にうつります。
 「時代が創り出す事件というものが在るのだ、と深く感じる」。「徳川幕府の権力と泰平の絶頂に達した、元禄という時代は、時代の活力の自己表明としての事件を生み、物語を創造した」ということに帰着してしまってます。
 それはそれでゴモットモではあるんですが、なんとなく表面的なものに終始している感じでした。
 時代と物語というのでしたら、もう少し詳しい書き込まなくては伝わってこないのかもしれませんね。
 最後に秋山さんの、現代に対する視点が良く現れている部分を引用しておきます。このあたりが、秋山さんが一番言いたいところだった気がします。
 「今日、二〇〇八年のわれわれの時代は、贅沢と奢侈の流行において、元禄時代に匹敵する光景を持っているが、なんだか時代の空気がピリッとしない。何が欠けているのか。能や学問に熱中する指導者層と個性的な「奇矯さ」が欠けているのかもしれない。三島由紀夫がよく体現しているような個性的な奇矯さ」。

 この作品は「波」に2007年10月号から2008年09月号に連載されたとのことです。
 目次:繁栄が生んだドラマ、果たして賄賂が問題か、刃傷事件は演出なのか、刃傷は過ぎ、ドラマが始まる、内匠頭切腹の前に、「風さそふ花よりも」の哀傷、瑶泉院、女の思いの深さ、武士とは何か、浪人とは何か、泰平の時代の武士道、内蔵助、浪人になる、「女」の世界と内蔵助、「物語」創造の力と忠臣蔵。
 新潮社、2008年11月15日発行、1,470円、四六版、141頁。

by daisenhougen | 2008-12-05 05:42 | 読書-詩歌小説評論他

中沢新一「鳥の仏教」を読む

d0001004_8522052.jpg 中沢新一「鳥の仏教」を読んだ。
 この本はチベットの仏典『鳥のダルマのすばらしい花環』を中沢さんの翻訳にその解説だけでなく、中沢理論を展開するといった著作です。
 このやり方は波多野一郎さんの「イカの哲学」の著作に復刊と同じやり方です(その時の感想はこちら)。
 ちょっと学者さんとしてはいかがと思うやり方です。
 ともかくも、まずは『鳥のダルマのすばらしい花環』です。
 チベット人の仏教徒の手によって、大乗仏教の経典を模して書かれたいわゆるインド原典のない「偽教典」であり、書かれたのは早くてもせいぜい十七世紀か十八世紀、ことによると十九世紀の初期とのことです。
 内容的には鶴、セキレイ、ライチョウ、鳩、フクロウといった様々な森の小鳥たちが、幸福の言葉を述べ、観音菩薩の化身たるカッコウが仏陀の教えを説くといったところです。
 仏典というよりは童話的あるいは民話的な味わいの作品です。
 美しい小鳥の挿絵と一緒に読んでいると、なんとなくホッとする味わいがあります。
 中国共産党の弾圧で中国を脱したチベット仏教徒に読まれて、再評価されたというのも、遠き故郷への望郷を込めて読むといった事なのかもしれません。何かわかる気もします。
 ということで、こういった珠玉の作品がチベット語から翻訳されたことはたいへん目出度いことだと思います。
 ただ、本来はその翻訳と解説なのですから、そのあたりの解説や仏典としての意義や注釈、更にはチベット仏教の教義との比較といったところを、もっと詳しく説明していただきたかったのですが、ほとんど素通りでした。
 そこかわりに、いつもの中沢理論が延々と述べられ、その一部としてこの仏典がはめ込まれているといった作りとなってます。 
 「神話の思考」あるいは「アニミズム性」といったことをキーワードにして「人間の心と動物の心とに共通の基体のようなものがあり、人間と動物はひとつである」といった中沢ワールドの開陳でした。
 中沢理論と『鳥のダルマのすばらしい花環』はまった別物なんですから、一緒にされては迷惑ですね。いくら何でも、この美しい作品に対して失礼だと思いました。

 目次:はじめに、『鳥のダルマのすばらしい花環』、人間圏の仏教から生命圏の仏教へ。
 新潮社、2008年11月30日発行、1,470円、四六判、128頁。

by daisenhougen | 2008-12-04 06:51 | 読書-詩歌小説評論他

林佳世子「オスマン帝国500年の平和(興亡の世界史10)」を読む

d0001004_13361649.jpg 林佳世子「オスマン帝国500年の平和(興亡の世界史10)」を読んだ。
 この「興亡の世界史」シリーズは玉石混淆で当たりハズレが極端なのですが、この巻はあきらかに当たりです。前巻がひどすぎたので、一層引き立ちますね(前巻の感想はこちら)。
 わたしにとってはオスマン帝国といっても、漠然としたイメージしか持っていませんし、持っている知識もわずかなものです。
 でも、そのイメージをことごとく修正してくれますし、更には現代に繋がるいろんな知見を教えてもらいました。
 派手な作りではないですが、堅実な素晴らしい著作でした。
 オスマン帝国の創世から崩壊までの500年を年代を追いながら記述していますから、歴史書としては極めて正統的です。
 その記述を通じて、オスマン帝国の歴史についてほとんど予備知識のない初心者にも、チョットしたオスマン通を気取れるぐらいの、ひととおりの知識を授けてもらえます。
 そしてこちらの方が肝心ですが、紛争の火薬庫ともいうべきバルカン半島と中東地区を500年にもわたって統治し続けた秘密もキチンと歴史的に説明してくれてます。
 例えば、現在のトルコがアナトリア地区にあるので、誤解されるけれども、そもそもオスマンはバルカンの大国として出発した国であること。
 更にはトルコ人の民族国家では断じて無く、多くの他民族を支配層に取り込んだ多民族の帝国だったこと。
 そして、イスラム教も統治のための宗教ではあったが、多くの宗教の自由が認められており、現在のようなイスラム国家でもなかったこと。
 このようにオスマン・トルコといったイメージを裏切ってくれる様々な知見が満載の著作でした。
 現在の民族国家や宗教原理主義に対する一つの解決の方向性を示唆するものでもあるかも知れません。
 
 著者の林佳世子(1958-)さんはイスラム史専攻の歴史学者で東京外国語大学教授とのことです。
 目次:第1章 アナトリア――1050~1350、第2章 バルカン――1350~1450、第3章 戦うスルタンの旗のもとで――1450~1520、第4章 スレイマン1世の時代――1520~60、第5章 オスマン官人たちの時代――1560~1680、第6章 近世オスマン社会を生きる、第7章 繁栄のなかの不安――1680~1770、第8章 オスマン体制の終焉――1770~1830。
 講談社、2008年10月24日第1刷、2,415円、四六変型、392頁。

by daisenhougen | 2008-12-03 08:00 | 読書-詩歌小説評論他

2008年11月読書記録

 2008年11月の読書記録です。
 今月は13冊読むことができました。先月の低迷からは脱することができました。
 今月の一押しは川上弘美さんの小説「どこから行っても遠い町」です。川上ワールド堪能させてもらいました。
 その他に倉地克直さんの江戸の歴史や神谷秀樹さんのウォール街の内幕ものも興味深かったです。
 いつも追っかけている藤原新也さん、四方田犬彦さん、吉本隆明さんの新刊も刊行されましたが、ちょっとテンションが低い著作の気もしました。
 週間本は今回は読みませんでした。
 図録は9冊でした。年内にどこまで追いつけるでしょうか。


 評価は次の通りです。◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」。週刊本及び図録には評価は原則付けません。あくまでも独断の勝手な評価です。読んだときのコメントはブログの該当投稿を参照してください。
 では、一覧リスト。

 書籍
△藤原新也「メメント・モリ」(三五館)
△ロバート・ゲスト「アフリカ 苦悩する大陸」(東洋経済新報社)
△小林泰三「日本の国宝、最初はこんな色だった」(光文社新書)、
△斎藤環「アーティストは境界線上で踊る」(みすず書房)
△宮沢賢治「注文の多い料理店」(SDP文庫)、
◇倉地克直「徳川社会のゆらぎ (全集 日本の歴史 第11巻)」(小学館)
△四方田犬彦「日本の書物への感謝」(岩波書店)
△吉本隆明「「芸術言語論」への覚え書き」(李白社)
◇神谷秀樹「強欲資本主義ウォール街の自爆」(文春新書)
△長谷川裕行「デジタルカメラ「プロ」が教える写真術」(講談社ブルーバックス)、
△宮下誠「カラヤンがクラシックを殺した」(光文社新書)、
△武光誠「蘇我氏の古代史」(平凡社新書)
◇川上弘美「どこから行っても遠い町」(新潮社)

 週刊本
 なし

 図録
-「丸山直文全作品集1988-2008」(求龍堂)
-「図録 速水御舟」(平塚市美術館ほか)
-「図録 伊藤彬展」(平塚市美術館)
-「図録 岡村桂三郎展」(神奈川県立美術館)
-「図録 特別展 鎌倉の精華」(鎌倉国宝館)
-「図録 源氏物語の一〇〇〇年」(横浜美術館ほか)
-「図録 巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡/魂のポートレート」(朝日新聞社)
-「図録 ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展」(東京新聞)
-「図録 フェルメール展」(TBS・朝日新聞社)

by daisenhougen | 2008-12-02 06:42 | 読書記録(まとめ)

2008年11月鑑賞記録

 2008年11月の鑑賞記録です。
 11月に出かけて見てきた展覧会、映画についてまとめました。
 今月訪れることができた展覧会は11と激減してしまいました。先月が25でしたから半減以下でした。その上、再訪が3つありますので、新たな展示は8つとかなり低調に終わりました。
 この中では大好きな藤田嗣治さんとワイエスさんの展示に大満足です。
 もちろん今回の展示はいずれも、大規模に主力作品を網羅した展示ではありませんでしたが、大好きな画家の作品をまとめて見せてくれるだけで有り難かったです。
 ボストンの浮世絵コレクションやたばこと塩の美術館の屏風絵展示も充実していました。
 石田徹也さんの作品をまとめて拝見できたのも収穫の一つでした。
 もちろん再訪の3つの展示は本年の来日展示でも屈指の展示たちでした。再訪できてラッキーでした。
 映画は2本でした。両極端の作品ですが、いずれも充実の作品でした。
 コンサート、その他は今月もありませんでした。

 評価基準はいつもと同じで、◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」です。再訪は評価マークはつけません。あくまでも小生の主観で、かってな評点です。それぞれのコメントはブログの該当投稿を参照してください。
 それでは一覧です。

 展覧会
-「ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展」(再訪)(宮城県立美術館)
△「平泉~みちのくの浄土~」(仙台市博物館)
◇「レオナール・フジタ展」(上野の森美術館)
◇「ボストン美術館 浮世絵名品展」(江戸東京博物館)
-「ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」(再訪)(国立西洋美術館)
-「フェルメール展」(再訪)(東京都美術館)
◇「石田徹也―僕たちの自画像―展」(練馬区立美術館)
△「佐藤多持の遺作-水芭蕉曼陀羅への軌跡」(練馬区立美術館)
◇「近世初期風俗画 躍動と快楽」(たばこと塩の博物館)
△「池口史子展 静寂の次」(松濤美術館)
◇「アンドリュー・ワイエス-創造への道程-」(Bunkamuraザ・ミュージアム)

 映画
◇「ワーナーマイカル・シネマズ)映画「レッドクリフ PartⅠ」
◇「シネアミューズ」映画「BOY A」

 コンサート
 なし

 その他
 なし

by daisenhougen | 2008-12-01 07:04 | 鑑賞記録(まとめ)